中南米のひまじん。

不登校→大学院→青年海外協力隊→パナマ=ひまじん。スペイン語勉強中。そんな暇でしょうがないひまじんが、意識高いフリしてなんかする。

「2017年と、ぼくと、ジャイカ」

ここは研修施設ではありません。

24時間、訓練する場所です。

 

そんなとある人の

一声で僕の2017年は幕をあけたといって良いでしょう。

 

 

時は遡り、2016年12月末日。

 

 

地獄のような毎日を過ごし

どうにかこうにか修論を書き上げた僕。

(手伝ってくれた方本当にどうもありがとう)

 

恐るべき口頭試問もどうにか乗り越え

訂正をし、最終提出をしたのが

12月26日。

 

「ま、もう内容はこれ以上触れないでおきましょうか・・・」

 

そんな妥協以外なにものでもない

ボスの一言により、僕の修士論文はどうにか

完成を迎えたのでした。

 

 

さて、時は流れ2017年。

1月5日。

僕は今、JICAの訓練施設にいます。

ちなみに長野県、駒ヶ根

 

ここで約2ヶ月の訓練を受けます。

 

語学から、発展途上国のこと、安全・危機管理のことなど

多岐にわたりみっちりと行います。

 

1日の流れ。

 

6時前には起床。

この時間まで起きていることはあっても

この時間に起きることは

今までの人生において8回くらいしかない。きがする。

 

んでもって6じ30から

点呼を行い、

寒空の下、国旗を掲げ、ラジオ体操をし、そのまま

ランニングへGO!

2〜3キロくらいだってさ。

 

んで8時45分から

18時までお昼ご飯を挟みながらも

訓練するそうですよ。おくさん。

 

もう、想像以上にハードじゃないっすか!!

 

 

とまぁ、嘆きながらも、

まだね、その生活にはきっと順応できる気がするからいいんだけど

 

問題は

語学である、スペイン語の学習。

 

Y

 

これスペイン語でなんていいますか?

 

英語では「わい」

うん。なるほど。馴染みがありますね。

 

スペイン語では

 

「イグリエーガ」

 

はい、ちょっとまったー。

 

え、と。うん。

 

長くね?

 

もはや単語やん。

 

どゆこと?ん?

 

 

そんなハテナに苦しみながら

明日はクラス分けテストだぜぃ!

 

今更数字の1〜100を言えるように頑張っています。

 

 

やはり、JICA、さすがです。

みんなコミュニケーションスキル高いです。

 

新宿から長野へバスで向かう時

あからさまに、こいつジャイカメンバーだなって人が

ちらほらと。

とりあえず寝たり、寝たたふりしてたら

ついた頃には僕以外がお友達に。

おかしいなぁ。。。

 

夕食時、なんとなく座ったら

まわりがもうあだ名で呼び合う仲に。

 

目の前の人が気を使ってくれて

「菊地さん、あだ名なんかあります?」

と話を振ってくれたにもかかわらず

 

テンパった僕は、

 

「いや、特にないです。はい。」しーん。。。

 

「あ、そうですか。。確かに、菊地ってあだ名つけにくいですもんね。。。」

 

という特に確証のないフォローをいただきました。

 

 

なにこれ、

大学の再来?

むしろ大学院の再来?

 

気づいて!僕は人見知りなの!!

 

なんて感情はもちろん心の奥底に

ぼくはもくもくとご飯食べました。

 

 

そんな感じで1日が終わっていきます。

 

 

あ、出発日が決まりました。

僕が無事に訓練を終えれれば、出発は

3月27日です。

 

訓練が終わるのが3月15日。

 

訓練終わってから猶予期間が

10日ちょっとしかないという現実に

震えながら僕は今日を生きています。

 

 

こんな感じで僕の2017年、あけました。

 

 

 

「修士論文とポリポリピー」のこと。

 

こんにちは。

きくちです。

 

あっさり雪が降ったりして

あぁ、もうこんな時期かと思ったら

あと二週間くらいで今年が終わることに気づき

寒さ以上にガクブルしているきくちです。

 

 

最近思ったこと。

 

僕の大学の中にあるコンビニで

ポリポリピーというお菓子が100円コーナーで

売っていました。

名前から推測できるように、お豆のお菓子です。

普通にまぁ、安くて美味しいので買って食べて。

食べ終わったらゴミ箱に入れて

はい。終了。ごちそうさま。

 

なんですが、

 

ん、ちょっとまて、

 

ちょっとだけ気になることがある。

 

ネーミングしたの誰?

 

いや、誰、というかどういう状況!?

って思いませんか。

 

〜〜以下回想(というか妄想)〜〜

 

偉い人:今からこのお菓子の名前を決める会議を始めます。

 

エリート社員A:よろしくお願いします。

 

窓際社員B:よ、よろしくお願いします・・。

 

偉:このお菓子はお豆をメインに使ってるのでそこを注意して名前を考えてほしい。

さて、Aくん。何かアイデアはあるかい?

 

エリート社員A:まずは他社の製品を参考にしたいと思います。例えばZ社では、ピーナッツをチョコと合わせたものを「ピーナッツチョコ」として販売しています。

このように巷のお菓子はストレートなネーミングが散見されます。それに100円というお手軽感を鑑みれば、我が社も、変にこだわらずストレートでもいいかと思います。

 

偉:なるほど。たとえば?

 

A:「豆スナック」や、「ビーンズスナック」「揚げ豆」などが無難であり、また、お手軽感もあり、手に取りやすいかと。

 

偉:ふむ。確かにそうだな。悪くない。

 

A:むしろ、包装がシンプルであり、手軽に楽しめるお菓子をコンセプトにしているのであれば、変にこだわった名前では逆効果かと・・(めがねキラン!)

 

偉:ほうほう。なるほど。実に論理的である。ではこのAくんのアイデアから採用するという方向にしようか。

・・・・あぁ、まぁ、一応、Bくん。君のアイデアも聞いとこうか。君、何かあるかね?

 

 

B:あ、えっと、、、・・・

・・・・

・・・「ポリポリピー」

 

偉・A「!?!?!????!!」

 

 

 

 

いや、絶対こうなるよ。マジで。

会議の場でポリポリピーとか言えちゃう勇気。尊敬します。

頑張れ!B!

 

 

あ、

こんなこと書きたいんじゃなかった。

 

僕の修士論文のことです。

 

最近、きくちどうなの?とか

そもそも何書いてんの?とか

聞かれるのでその辺を。

 

 

前にもお伝えしたように、

ひょんなことから

 

1ヶ月くらいで書き上げろという無茶振りをいただきまして、

まぁ、徹夜に徹夜を繰り返しどうにか完成させたのです。

それが11月の初め。

 

普通はさ、

 

ここがこうだからこういうふうに直して

 

という添削がなされるわけですが、

 

「全体的に意味わからない」

 

以上。

 

え、なにか方向性や、ヒントは・・・?

という僕の魂の叫びは闇に消え

スパルタばりに奈落の底に突き落とされ、

方位磁石を持たず砂漠に放置された僕は

 

いそいそと書き直したり、まだ書いていないところを書いてたわけです。

 

そして忘れもしない12月2日。

メールがぽーん。

 

「来週までに今まで書いたものを推敲して出してください。」

 

きゅうーーー!!!

え、え、

ちょっとまって。

きゅうー!!!!

 

ばっきゃろう!

車は急には止まれないのと同じように

修論は急にはすすめないんじゃ!!

 

というか

どこを!?なにを!?どんな感じで!?推敲!?はい!?HEY!

 

ということで慌てふためいた僕は

再びいそいそと取り組むわけです。

 

でも推敲の意味をあんまりわかっていない僕は

とにかく書き直しをして、

見せたりしたのですが、

 

お前、日本語書けないんかい!

推敲したとか嘘だろ

ぶっ飛ばすぞ!

もう日本語はなおしてやんね。

自分でやりやがれ

 

という言葉を

2億倍マイルドに言われ凹みながらも

 

どうにか多くの人の協力により

提出したのでした。

 

ちょうど先週ですね。

 

もちろんまだまだ訂正箇所は多いのですが。

 

 

そんで峠を越えた。かにみえたのですが

 

もういっこ。

21日に口頭試問があります。

まぁ、面接試験ですね。

それで、コースの多くの教授たちに

ボコボコにされるわけです。

 

そのサンドバック役を耐えたのち、

修正して

26日に提出するのが

 

僕の今のスケジュールです。

 

 

さて、内容ですが、

 

ざっくり言って、

 

え、日本のフリースクールってなに?

なんか意味あんの?つかなにやってんの?

 

ってやつです。

 

 

ある程度書こうかと思いましたが、ちょっと

めんどくさくなったのでまたのきかいに。

 

少しずつ、

この大学での最後が見えてきて

 

寂しさは特になく

むしろ嬉しさがあり、開放感があり、幸福があり、自由があり

つかそもそも早く出て行きたいぜこんなとこ!

むしろなんでここに来た!?

という思考にまで発展してきている

 

僕の今でした。

 

 

「寝坊とヒッチとワクチン」のこと。

こんにちは。

もうすっかり12月。

いろいろと書きたいことがあるのです。

例えば、修論のこと。

 

でも今日は少しだけ

しょうもない話をしたいと思います。

 

 

 

あの、僕、来年から

きっと南米に行くのですよ。

パナマに行くのですよ。

(正確にはパナマは南米じゃない!みたいなツッコミは必要ないですからね。)

 

それで、JICAさんの方からですね。

必要に応じて

黄熱病のワクチンを打ち込んでこいという指令がだいぶ前に出されてまして。

でも一応、パナマはワクチン接種が必須ではなくて推奨だったので、

スルーしていたら

 

先日、お前も受けとけ。

と言われたんで受けることになりました。

 

さて、ここからが本題。

そのワクチンを得るための壮大な旅が始まるのです。

 

さて、説明しよう。

 

僕が住んでいるところは兵庫県加東市という

山奥で、下手すりゃ「人間帰れー」といわれてもおかしくない

もののけがたくさん住んでいるところです。

 

そしてワクチンが打てるのは、とある病院、ではなく

検疫所。一番近くて神戸にある検疫所に行くことにしました。

 

そしてめんどくさいことに、

そこでは、週に一回火曜日のみしかワクチンを打てません。

かつ、一つのワクチンで5人までしか打てず、予約が殺到。

またまた、めんどくさいことに黄熱病は生ワクチン(ちょっとおいしそう)

らしく、開封後1時間しか打つことができないのです。

 

つまり、僕は神戸の検疫所に指定された日と時間に着く必要があり、

遅れた場合は来週まで打てないという状況です。

 

さ・ら・に!

予約が取れたのは、JICAから指定された期日の前日。

つまり、それを逃したら次は一週間後。期限に間に合わない。

 

これはまさしく絶対に遅れられない戦いなわけです。

 

 

さて、

もう一つ。

僕の住んでいるところから神戸に行くためには

かなりめんどくさいわけです。

 

家(と言っても寮なので大学の敷地内)から

大学の送迎バスに乗り、とある高速のPAまで行きます。

そしてそこから高速バスに乗り込み神戸を目指します。

 

そのバスも一時間に一本とかそういうレベルなので

乗り忘れはゆるされない。

しびれる戦い。

 

しかし、検疫所に指定された時間は14:15

 

ふ。なんだ余裕の戦いじゃないか。

 

予約の段階で勝利を確認した僕は、

前日の夜中まで修論をせこせこしたのでした。

 

そして寝る前に時間を調べておきました。

 

ふむふむ。

 

余裕をもって着きたいから

10時10分の大学のバスに乗って

10時40分の高速バスに乗ろう。

そしたらお昼前にはつくな。

 

万が一!

万が一寝坊しても

12時10分のバスに乗って

12時40分のバスに乗ろう。

 

13時30くらいにはつくな。

 

これがデットラインの時間か。。

12時だろ。うん。

余裕余裕。

 

目覚ましは9時にセットして

意識高い感じで朝を迎えてやろう。

 

むふふ。

 

 

ぴぴぴぴ、ぴぴぴぴ、ぴぴ・・・しーん。

 

朝、目が覚めて最初に出た一言。

 

「ふざけんな」

 

時刻は12時45分。

 

お前マジでふっ飛ばすぞ。

 

この世に神も仏もありゃしねぇ。無慈悲な現実だけだ。

 

てか、みんなあるよね?この経験。

あれ、目覚ましなった!!??ってやつ。

あれってさ、絶対何か人智を超えた力で目覚ましの音消しただろ。って思うよね。

絶対鳴った記憶しないから。

(まぁ、だいたい後々あ、鳴ってたかもって思い出すのだけれど)

とりあえず、キリスト教でいう七つの大罪に寝坊を加えるべきだと

僕は提案します。

 

とまぁ、散々な八つ当たりをしながら慌ててテンパった僕は、

とりあえず検疫所に電話。事情を説明すると、

 

検疫所:うーん。。。じゃあもう来週来てもらっていいですか?

僕:え、あの、今日打たないとまずいんです。。。

検疫所:そんなこと言っても間に合わないとどうにも。。。

 

(この段階で14時15分に間に合う可能性は限りなくゼロ。

一般人が木だけで火を起こすくらい、無理じゃないけどほぼ無理な状況)

 

僕:何時まで待ってもらえますか?

検疫所:生ワクチンの性質上、14時15分から1時間後の15時15分。手続きを踏まえれば15時がタイムリミットですね。

僕:15時、ですか。。。

 

ちらっとバスの時刻表を見る。

13時5分大学のバスに乗ると

13時40分神戸行きのバスに乗れる。

 

神戸の到着時間は・・・・・・・・

・・・・14時35分!!!

 

いけるーーーー!!!!!????

のか・・・???え、どうなんだろ。。。??

 

んーーーいけーーー!!!

 

僕:行きます!!!!!

 

 

目にも止まらずスピードで準備をして

大学のバスに飛び乗りPAへ。

 

あれ、ちょっとまて

しかし。冷静に考えると無理じゃない?

 

理由①

そもそも14時35分に着いたらタイムリミットまで25分

ん?検疫所までの移動時間は?電車で最速20分。

猶予は5分。ギリギリやん。

でも

乗り継ぎ悪かったら無理やん。つかバス遅れたら詰みやん。

つか検疫所の立地知らんやん。やっぱ無理ぽ。

 

理由②(これが最大の理由)

検疫所はなぜか支払いが現金ではなく、収入印紙のみである。

そしてその収入印紙は検疫所では売ってない。したがって郵便局に行く必要がある。

いや、最速で5分しか余裕ないのに郵便局いけるわけないじゃん。うん、無理ぽ。

 

 

おもむろに電話。

僕:あの、ちょっと時間が本当にギリギリなんで、

その、もしできたら、なんですがワクチン接種後に収入印紙を買いにいくっていくのは

ありですか?

検疫所:あっはっはっはっはっはっはっは!(本当にこんなに爆笑された)

僕:お!好感触!?!?

検疫所:ナシです。

 

ですよね。ちーん。

 

 

ということで僕のワクチンへの道は閉ざされた

 

かのように思われた。

 

ただ一つの道を除いて!

 

チョマテヨ!

 

だいたいさ。神戸行きのバスが14時40分発じゃん。

で、今14時15分くらいなわけ。

 

ってことはだ、今すぐ出ればその分が余裕となるわけじゃん。

何もバスをここでぼーっと待つ必要もあるまい。

 

。。。。うん。そうだね。

 

ヒッチハイクじゃー!!!

 

ということでとある社PAという辺鄙なところで

ヒッチハイクを開始。

ボードも何も持ってないのでひたすら声かける戦法。

止まってる車にロックオン!

そのままガラスにノック音!!

ビビる運転手に頼みコーム!

すぐに断られ落ち込ーむ!(ラップ調にね)

 

ところが何人目かのサラリーマン。

僕:あの、すいません。神戸行きませんか?

サ:行きますよ・・?

僕:あの。本当すいません。のっけてください。

サ:いいですよ。

僕:マジっすか!ありがとうございます!

サ:ただし・・・

僕:ただし・・?

サ:僕、飛ばしますよ(どやぁ)

僕:最高っす(にやぁ)

 

てな訳で

飛ばし屋サラリーマン(この人も会議に遅れそうみたいでした)の

車に乗り込み

なんと14時15分には神戸に!はっや!!

 

そのままタクシーに乗り込み

 

検疫所まで!郵便局寄りながらお願いします!飛ばしてください!

 

ぶーん

 

14時40分。

無事ワクチン接種しましたとさ。

 

ちなみに、ワクチンは肩付近に打つのだけど

打つときに、はい手を腰に当ててーって言われて(打つ場所を見せるため)

姿勢よくするのかなって関係ない方の手を腰に当てたら

そっちじゃないよ。って言われて恥ずかしかったのは

ここだけの話。

 

 

てな訳で

そんな1日がありました。

本当に奇跡の連続と

幸運と人の優しさによってどうにかなりました。

助けてくれた方ありがとうございました。

 

 

ま、そんでもって今朝、

修論でやらかしたので

教授に頭下げてきました。

その話はまた後日。

 

とにかく感謝と謝罪で常に頭が上がらない日々を生きる

きくちでした。