中南米のひまじん。

不登校→大学院→青年海外協力隊→パナマ=ひまじん。スペイン語勉強中。そんな暇でしょうがないひまじんが、意識高いフリしてなんかする。

よる。のこと

一番好きな時はいつ?

って聞かれたら僕は夜だと思う。

 

もちろん

春の朝とか、風が気持ちの良い朝は好きだけど

それでも僕の生活に「夜」というのは絶対に欠かせないものなんだろうなとも思う。

 

 

周りが暗くなってくると

 

少し寂しい気持ちになる

 

 

たとえば夕方と夜のちょうど境目の空を見たときって

 

誰でも少し不思議な気にならない?

 

あぁ

おわっちゃうー

というかなんというか不思議な気持ち。

 

 

でも僕はそれが好き。

 

深夜になればなるほど好き。

 

朝のあわただしさとか、

昼のうっとおしさから逃れたような。そんな気になります。

 

 

でも一番好きな理由は

自由になれること。

 

いや、何言ってんだコイツとか思わんといてください。

 

 

眠れない夜とか、ベランダに出ると

もう、ほんとに誰もいないような気がして

僕は自由を感じるのです

授業のこととか、バイトのシフトとか、そういった日常を彩る様々な部分が

削げ落ちて、なんか本当に本質があるような。そんな気にさせます。

そういうときは自分に向き合ってみる。

 

 

自分のこととか、周りのこととかこれからのこととか

どうせろくなことが浮かばないんだけど、でもなんでも考えていいし、時間も止まってる。

すげーいろんなこと考えて自分がダメだなぁとか思うけど

あんなことしたいこんなことがしたいと思っても

どうせもう少ししたら朝が来てまた変わらないいつもの日常がはじまるのか

とかも考えて

 

気分は落ちていく。

 

 

でもそれが僕の生活を支えているともいえる。

 

 

 

話は変わるけど

 

どっかで聞いたんだけど

 

夜の路上は人の心を裸にする

って

 

確かに

 

って思わない?

 

修学旅行の夜とか

キャンプの夜とか

 

ついつい

 

なぁなぁお前誰好きなん?

 

実は・・・

 

 

えぇぇぇえ!!お前あいつがいいの!??

 

いや、違うよ!!ちょっと気になってるだけ!

 

実は俺も・・・

 

みたいな感じがあるでしょう。

 

やっぱりあれは夜だからだと思うのです。

昼間からごろごろしてやってごらんなさい。

 

すげーびみょうだから。

 

 

夜になると

誰かの目とか、ルールとか、僕らが生きて生かされているその日常の制約から

放たれて(考えなくても済んで)人は自由になるのです。

 

だから僕は夜が好き。

 

 

そういうくそったれな自分が自分自身だと思って

愛してあげるのです。

 

ただただ

ぼーっと(精神的に)寒い夜を過ごして

 

本読んでもいいし、

ごろごろしてもいいし

がんばって大学のレポート仕上げてみたり。バックれてみたり

考え事しなくてもしてもいいし。

すべてが許されてる

 

なんて優しいのかと。

 

 

そう、優しさ!

 

 

僕は夜に優しさを感じる。

 

自分の中の暗い、黒いところが

同じくらい暗い夜空が吸い取ってくれるような隠してくれるような。

そんな気にさせてくれる。

なんてやさしいのだろうか。

 

すべてが夜の静寂と混沌にぐちゃぐちゃ混ぜられて

よくわかんないものが生まれんで朝には消えて。

 

 

でもそういう残らない優しさが確かにあるのです

 

 

そうか。書いてて納得。

 

夜ってやさしいな。

 

 

 

そうか

だから僕は夜が好きなんだ。

 

 

 

ぐわぁーーっと生まれて

すぅーっと消えて。

 

 

でも、次の日の朝の僕は間違いなく寝不足になる。

 

 

 

 

だからまた夜が恋しくなる。

 

 

 

まっぴるまの青空に月が見えると

 

ふふ。みつけた。

 

って笑いたくなるのはなんででしょう。