中南米のひまじん。

不登校→大学院→青年海外協力隊→パナマ=ひまじん。スペイン語勉強中。そんな暇でしょうがないひまじんが、意識高いフリしてなんかする。

「まっしろな世界と色づくことば」のこと。

こんにちは。

 

絶賛訓練中のきくちです。

 

毎週火曜日にワクチンを接種する

という日々を過ごして早3週間。

僕の体はちゃくちゃくとワクチンに蝕まれています。

 

 

相変わらず僕の日々は

朝早く起きて国旗掲揚し、

朝から寝るまで勉強づくしです。

 

人生で初めて、ボールペンを使いきり、ノートを使いきるという

貴重な体験をしております。

 

あぁ、なるほどね。こういうことか

勉強した充実感ってのは

 

スペイン語の面白さにわくわくしながら生きているわけです。

 

あ、でもスペイン語が面白い

というより、言葉を学ぶ事がそもそも面白い。

 

手話をちょっと勉強した時も感じたのだけれど。

 

 

日本語で普段生活していると

世界はとっても鮮やかで、色彩にあふれて

全てが僕の世界なわけですが、

 

全く知らない言葉を知るとき

世界はまっしろになるのです。

 

あれ、椅子ってなんていうの?

机は?本は?僕のなまえは?

 

世界がふっとそっぽ向いたように

一気に色彩を失うのです。

 

だけど、ちょっとずつ、

ちょっとずつ言葉を知ると、

これが「本」っていうものか。

これが「子犬」なのか

この机の色はこんな色だったのか。

 

世界に色が出てくるのです。

 

ちょっとずつ鮮やかになってくる

この世界にわくわくを感じながらも今日も

せっせと宿題をするのです。

 

手話だってそう。

ボディランゲージとは違う、一つのことば。

 

音なんてなくたってひとつのことば。

 

知らなかった世界が少しずつわかるようになっていく。

あぁ、言葉を学ぶというのはこんな感じだったのかな。

 

 

って生まれた頃の自分を思い出しては

にやにやしてしまう。

 

 

言葉は文化。

手話を学んでちょっとだけ

音のない世界の事を知り

スペイン語を学んでちょっとだけ

知らない世界をしる。

 

悪くないね。

 

そんな感じで僕の日々は続いております。

 

うん。

 

って感じでちょっとでもカッコつけないと

この収容所みたいな生活に耐えられないんだよー!!!

 

なにこの、分刻みで管理され、否応なしに注射される感じ。

僕が今まで必死に避けてきたことのベスト5が全て詰め込まれてますやん。

こちとら学部生の頃、インフルエンザ注射で泣いて

院に入学するときも予防接種ごまかしてきてるんだぞ!

 

とまぁ、注射はまだしもね

とりわけ一番許せない事。

 

なにこの「全体気をつけ!」の号令で

ザザっと衣擦れの音ともにみんなびっしりと立つ空気。

 

「気をつけ!」

(ザザっ!)

 

「休め!」

「ザザっ」

 

うん、ちょいまて!!

 

「休め」ってなに!?

全然休めないんですけど!!

 

立ったままなんですけど!みんな同じ格好してるんですけど!

もう一回言うけど全然休めませんけど!

 

いる!?その号令!?

というかだいたい、ダラッとしたら怒るのに

休めってどっちやねん!!

 

これはあれか。

休めって

「休憩」の休め

ではなくて

休めという名前のポーズをとれっていう

命令か。

じゃあ「休め」

じゃなくて

「足広げ!」とかでいいじゃん!

間際らしい名前で

ちょっと優しいふりするな!

デレツンか!このやろう!

 

というしょうもないことが

気になってしょうがないお年頃になってきました。

 

 

 

 

いや楽しいんだけどね。

 

そんな感じで今日、

ちょっとした仕事を忘れていて

大人の方に

「おまえふざけんなよ。」

って普通に怒られたのはここだけの話。

 

ちょっとだけ、大学院の

夕方に起きて、

なにもせずだらだらして

ただただぼーっとしてた頃が懐かしく思えます。

 

 

 

「2017年と、ぼくと、ジャイカ」

ここは研修施設ではありません。

24時間、訓練する場所です。

 

そんなとある人の

一声で僕の2017年は幕をあけたといって良いでしょう。

 

 

時は遡り、2016年12月末日。

 

 

地獄のような毎日を過ごし

どうにかこうにか修論を書き上げた僕。

(手伝ってくれた方本当にどうもありがとう)

 

恐るべき口頭試問もどうにか乗り越え

訂正をし、最終提出をしたのが

12月26日。

 

「ま、もう内容はこれ以上触れないでおきましょうか・・・」

 

そんな妥協以外なにものでもない

ボスの一言により、僕の修士論文はどうにか

完成を迎えたのでした。

 

 

さて、時は流れ2017年。

1月5日。

僕は今、JICAの訓練施設にいます。

ちなみに長野県、駒ヶ根

 

ここで約2ヶ月の訓練を受けます。

 

語学から、発展途上国のこと、安全・危機管理のことなど

多岐にわたりみっちりと行います。

 

1日の流れ。

 

6時前には起床。

この時間まで起きていることはあっても

この時間に起きることは

今までの人生において8回くらいしかない。きがする。

 

んでもって6じ30から

点呼を行い、

寒空の下、国旗を掲げ、ラジオ体操をし、そのまま

ランニングへGO!

2〜3キロくらいだってさ。

 

んで8時45分から

18時までお昼ご飯を挟みながらも

訓練するそうですよ。おくさん。

 

もう、想像以上にハードじゃないっすか!!

 

 

とまぁ、嘆きながらも、

まだね、その生活にはきっと順応できる気がするからいいんだけど

 

問題は

語学である、スペイン語の学習。

 

Y

 

これスペイン語でなんていいますか?

 

英語では「わい」

うん。なるほど。馴染みがありますね。

 

スペイン語では

 

「イグリエーガ」

 

はい、ちょっとまったー。

 

え、と。うん。

 

長くね?

 

もはや単語やん。

 

どゆこと?ん?

 

 

そんなハテナに苦しみながら

明日はクラス分けテストだぜぃ!

 

今更数字の1〜100を言えるように頑張っています。

 

 

やはり、JICA、さすがです。

みんなコミュニケーションスキル高いです。

 

新宿から長野へバスで向かう時

あからさまに、こいつジャイカメンバーだなって人が

ちらほらと。

とりあえず寝たり、寝たたふりしてたら

ついた頃には僕以外がお友達に。

おかしいなぁ。。。

 

夕食時、なんとなく座ったら

まわりがもうあだ名で呼び合う仲に。

 

目の前の人が気を使ってくれて

「菊地さん、あだ名なんかあります?」

と話を振ってくれたにもかかわらず

 

テンパった僕は、

 

「いや、特にないです。はい。」しーん。。。

 

「あ、そうですか。。確かに、菊地ってあだ名つけにくいですもんね。。。」

 

という特に確証のないフォローをいただきました。

 

 

なにこれ、

大学の再来?

むしろ大学院の再来?

 

気づいて!僕は人見知りなの!!

 

なんて感情はもちろん心の奥底に

ぼくはもくもくとご飯食べました。

 

 

そんな感じで1日が終わっていきます。

 

 

あ、出発日が決まりました。

僕が無事に訓練を終えれれば、出発は

3月27日です。

 

訓練が終わるのが3月15日。

 

訓練終わってから猶予期間が

10日ちょっとしかないという現実に

震えながら僕は今日を生きています。

 

 

こんな感じで僕の2017年、あけました。

 

 

 

「修士論文とポリポリピー」のこと。

 

こんにちは。

きくちです。

 

あっさり雪が降ったりして

あぁ、もうこんな時期かと思ったら

あと二週間くらいで今年が終わることに気づき

寒さ以上にガクブルしているきくちです。

 

 

最近思ったこと。

 

僕の大学の中にあるコンビニで

ポリポリピーというお菓子が100円コーナーで

売っていました。

名前から推測できるように、お豆のお菓子です。

普通にまぁ、安くて美味しいので買って食べて。

食べ終わったらゴミ箱に入れて

はい。終了。ごちそうさま。

 

なんですが、

 

ん、ちょっとまて、

 

ちょっとだけ気になることがある。

 

ネーミングしたの誰?

 

いや、誰、というかどういう状況!?

って思いませんか。

 

〜〜以下回想(というか妄想)〜〜

 

偉い人:今からこのお菓子の名前を決める会議を始めます。

 

エリート社員A:よろしくお願いします。

 

窓際社員B:よ、よろしくお願いします・・。

 

偉:このお菓子はお豆をメインに使ってるのでそこを注意して名前を考えてほしい。

さて、Aくん。何かアイデアはあるかい?

 

エリート社員A:まずは他社の製品を参考にしたいと思います。例えばZ社では、ピーナッツをチョコと合わせたものを「ピーナッツチョコ」として販売しています。

このように巷のお菓子はストレートなネーミングが散見されます。それに100円というお手軽感を鑑みれば、我が社も、変にこだわらずストレートでもいいかと思います。

 

偉:なるほど。たとえば?

 

A:「豆スナック」や、「ビーンズスナック」「揚げ豆」などが無難であり、また、お手軽感もあり、手に取りやすいかと。

 

偉:ふむ。確かにそうだな。悪くない。

 

A:むしろ、包装がシンプルであり、手軽に楽しめるお菓子をコンセプトにしているのであれば、変にこだわった名前では逆効果かと・・(めがねキラン!)

 

偉:ほうほう。なるほど。実に論理的である。ではこのAくんのアイデアから採用するという方向にしようか。

・・・・あぁ、まぁ、一応、Bくん。君のアイデアも聞いとこうか。君、何かあるかね?

 

 

B:あ、えっと、、、・・・

・・・・

・・・「ポリポリピー」

 

偉・A「!?!?!????!!」

 

 

 

 

いや、絶対こうなるよ。マジで。

会議の場でポリポリピーとか言えちゃう勇気。尊敬します。

頑張れ!B!

 

 

あ、

こんなこと書きたいんじゃなかった。

 

僕の修士論文のことです。

 

最近、きくちどうなの?とか

そもそも何書いてんの?とか

聞かれるのでその辺を。

 

 

前にもお伝えしたように、

ひょんなことから

 

1ヶ月くらいで書き上げろという無茶振りをいただきまして、

まぁ、徹夜に徹夜を繰り返しどうにか完成させたのです。

それが11月の初め。

 

普通はさ、

 

ここがこうだからこういうふうに直して

 

という添削がなされるわけですが、

 

「全体的に意味わからない」

 

以上。

 

え、なにか方向性や、ヒントは・・・?

という僕の魂の叫びは闇に消え

スパルタばりに奈落の底に突き落とされ、

方位磁石を持たず砂漠に放置された僕は

 

いそいそと書き直したり、まだ書いていないところを書いてたわけです。

 

そして忘れもしない12月2日。

メールがぽーん。

 

「来週までに今まで書いたものを推敲して出してください。」

 

きゅうーーー!!!

え、え、

ちょっとまって。

きゅうー!!!!

 

ばっきゃろう!

車は急には止まれないのと同じように

修論は急にはすすめないんじゃ!!

 

というか

どこを!?なにを!?どんな感じで!?推敲!?はい!?HEY!

 

ということで慌てふためいた僕は

再びいそいそと取り組むわけです。

 

でも推敲の意味をあんまりわかっていない僕は

とにかく書き直しをして、

見せたりしたのですが、

 

お前、日本語書けないんかい!

推敲したとか嘘だろ

ぶっ飛ばすぞ!

もう日本語はなおしてやんね。

自分でやりやがれ

 

という言葉を

2億倍マイルドに言われ凹みながらも

 

どうにか多くの人の協力により

提出したのでした。

 

ちょうど先週ですね。

 

もちろんまだまだ訂正箇所は多いのですが。

 

 

そんで峠を越えた。かにみえたのですが

 

もういっこ。

21日に口頭試問があります。

まぁ、面接試験ですね。

それで、コースの多くの教授たちに

ボコボコにされるわけです。

 

そのサンドバック役を耐えたのち、

修正して

26日に提出するのが

 

僕の今のスケジュールです。

 

 

さて、内容ですが、

 

ざっくり言って、

 

え、日本のフリースクールってなに?

なんか意味あんの?つかなにやってんの?

 

ってやつです。

 

 

ある程度書こうかと思いましたが、ちょっと

めんどくさくなったのでまたのきかいに。

 

少しずつ、

この大学での最後が見えてきて

 

寂しさは特になく

むしろ嬉しさがあり、開放感があり、幸福があり、自由があり

つかそもそも早く出て行きたいぜこんなとこ!

むしろなんでここに来た!?

という思考にまで発展してきている

 

僕の今でした。