「ひまじんは、いかにして『ひまじん』になったのかその誕生ストーリー」
「初めは僕も忙しかったんですよ」
そう言いながら彼は少し寂しそうに
漂う煙を見つめていた。
(注:煙は演出です。
手に持っているのはココアシガレットです。)
こんにちは。
おきくです。今日はですね。
きくちさんにお話を伺いまして、
「ひまじん」がいかにして「ひまじん」になったのか、
その誕生秘話をみなさまにお届けしたいと思っております。
彼は何を感じ、何を思い、
そして今、
何を憂うのか。
その裏側に迫ります!
時はさかのぼること約2年、
2017年4月、
彼の両肩には重すぎるほどの肩書と、
そして胸に秘めたる熱い決意を持って。
ひまじんさんは、JICAの青年海外協力隊員として
小学校に派遣されています。
協力隊員と言いますと
日本のODA(Official Development Assistance)、
つまり政府開発援助の一つであるJICA
のボランティアであります。
したがって、彼は
「現地の算数の授業の改善」
を目的として要請を受け、
日本から
旅行客でもなく、労働者でもなく
ボランティアとして。
そして
「一般人」ではなく「公人」としての立場で、
オフィシャルパスポート(緑色)を
持ってこの国に派遣されてきたのです。
出国前、
彼は現地の人に何かしてあげたい、
欲を言えばパナマの教育を、
小さな村の小学校から変えたい。
そう思っていたと後に語っています。
そんな彼の日常は
どのように始まっていったのでしょうか。
さっそくインタビューを開始したいと思います。
世界初、独占インタビュー
始まり始まり
____________
「初めは毎日が新鮮でした。
もちろん言葉や文化、住環境など、
大変なこともたくさんありましたが、
とても充実していました。」
全てを手に入れた今、
。。。否、
ある意味全てを意味失った彼は
どこか遠い思い出を懐かしむように
そう呟きました。
「言葉?もちろん喋れないですよ。
現地の先生たちに『誰だ?』『何しにきたんだ?』
なんて言われてもうまく返せないんですよ。
そっちが呼んだんだろ!なんて、とてもじゃないですが、
言えなかったです。
いやぁ、悔しかったですね。えぇ。とても」
その悔しさからか、
彼は朝一に学校へ行き、
子どもたちや先生たちに
拙い言葉でありながら積極的に絡みながら、
少しずつ、自分の居場所を模索していったといいます。
「その甲斐あって最初は中国人呼ばわりだったのが、
だんだん日本人、そして名前で呼んでもらえるようになりました
いや、ほんと毎日が楽しかったですよ」
(赴任して2ヶ月後のひまじんさん。村人に乗せてもらったという。笑顔からその楽しさが伝わってくる)
しかし、仕事の方は順風満帆とはいきませんでした。
「いやぁ、それまでの僕の仕事っていったら
なんにもなくてね。
ただ授業を見学しているだけでした。
先生たちも僕を拒みはしないものの、
見て見ぬフリ。できることと言ったら
プリントを配るのを手伝ったり、
コピーをとったり、
まぁ、程のいい雑用みたいなもんですよ」
と彼はすこしはにかみながら語ります。
そして2ヶ月がたち、職場にも慣れ始めた頃、
彼は先生たちに対して
日本の小学校、教育の話をプレゼンをしたい、
と校長に申し出たといいます。
彼曰く、それが転機だったと言います。
「何故かわからないんですけど、
そういう時間を作る必要がある!
ってその時感じたんですよ。
つまり、自分がパナマに来てやりたいこと、
自分が誰で、何をしに来たのか、
自分が教育に対して熱い思いをどんだけ持っているか、
それを伝える時間が欲しかった。
だから緊張しながらも校長にお願いしたんです。
もちろん言葉の問題で半分も伝わらなかったでしょう。
終わった後に校長に呼び出しを食らって
『今度から原稿を見せろ。直してやる』
と言われる始末でした。お恥ずかしい限りです。」
だが、
どこか嬉しそうに過去を振り返るひまじんさん。
「プレゼンの出来はひどかった」というものの、
それ以降、先生から授業を頼まれたり、
日本の指導法を教えてくれという声が
ちらほら上がったと言います。
「その時くらいからですかね。
ちょっとずつ自分にしかできない仕事が回ってきたのは。
ようやく認められたのかなって感じました」
(プレゼン最中の様子。緊張からか、その手には原稿がぎゅっと握られている)
そこからは
少しずつ忙しくなり、家に帰れば授業準備、
またそれに使うための言葉を探したり
なんにもない現地の小学校で
使えるように紙や糸、
ハサミだけで作れる教材を考えたりと
とても充実し始めたと言います。
また、自分でできることも模索し、
少しでもこの学校を良くしたい、
そう感じていたそうです。
「そうですね。
だいたいその時くらいかな、、、、
100ます計算も始めました。
僕はパナマの教育を変えてやる!!
なんて熱い想いを持っていたのですが、
現状として、その土壌さえなかったので、
まずはそこからかな、と考えました」
思っていた場所と違い、
また、思っていたよりも
ずっと過酷な環境であったにもかかわらず、
彼はそれをモチベーションに変えて
日々の活動に取り組んでいたという。
「ちょこちょこ授業をしたり、
授業の改善点を指摘したり
100ますの採点したり
それをデータ化したりして、
どれほど伸びたかを伝えて行く。
そういったことも毎日の業務に入ってきましたね。
いやぁ、忙しかったですよ。」
今の自分の生活を見ると
とても同一人物とは思えないですよね。
と
当時を振り返るひまじんさん。
しかし、その語り口調にどこか喜びが滲んでいる。
(100ます計算をする子ども。この採点はしんどかったけど、子どもの成長が分かって楽しかったという)
このように毎日が
せわしなく、
しかし充実した忙しさで溢れていた
と彼は言う。
その忙しさのせいか、
あっという間に一年が過ぎた。
ーー年末年始はどんな感じだったんですか?
「年末年始ですか?
えーっとですね。
ちょうど年末から年始にかけてくらいですかね、
1月〜2月にあるんですよ。
えぇ。教育省が主催するやつなんですけど。
そんで
教育隊員は二年目にそのセミナーを開催するというのが
暗黙の了解という形であって、
僕は先輩隊員が行うセミナーの
お手伝いさせてもらうことになったんですよ」
そこで得たのは
新たな刺激よりも不安と焦りだったと
彼は述べています。
「いや、すごいんですよ。みなさん、
言葉もそうなんですけど教育に対する想いとか、
日常の仕事への向き合い方、とか
そういった全てが僕の目にとても輝いて見えて
『僕もこうなりたい!!』というよりも
『僕にできるのだろうか』という不安が
脳裏によぎりましたね」
なにか思うことがあるのか、
さらに彼はこう続けます
「そのセミナーを経て、
自校に戻り日常業務を行なっていると
どうしてもその時の記憶が蘇るんですよ。
『あの人はこうやってたな』、
『僕は全然できてないな』って」
そうした焦りからか彼は
自分の相方である教員に対して
苛立ちを感じるようになったと言います。
「いや、結局のところ、自分の甘さですよ。
自分が何にもしてきてないくせに、他人の文句を言う、
ダメなところを見てしまう、
やる気ないと人のせいにしてしまう、
・・・・全部自分に返ってくる言葉ですよ」
ぽりぽりと頭を掻いたのかと思いきや
ココアシガレットを食べるひまじんさん。
(セミナーで節分を紹介している時、受講生との一枚。充実感からか、胸のJICAマークが誇らしげだ。)
そのような相方との確執が原因で
彼のボランティア生活で忘れられない
出来事が起こる
「つい頭きてね、喧嘩しちゃったんですよ
相方と」
授業の改善点を指摘したり、
模本授業をしても
なにも変わらない、
変わろうとしていないように見えた相方に対して
彼は拙いスペイン語で思いの丈をワード3枚分
書き殴ったという。
「相方をね、呼び出して
『僕はうまく話せないけど、
伝えたいことがたくさんあるんだ。読んでくれ』って
自分の想いを読んでもらったんですよ。
いやぁ、怖かったですよ。下手したら
今までの関係が全部おじゃんですからね」
ーーーどんなことを書いていたんですか?
「え?内容ですか・・?、
そうですねぇ、、、
『とにかくあなたはどうなりたいんだ?』
『僕に何をして欲しいんだ』
ということを書いた気がします」
ーーそしたらどうなりました?
「いやぁ、相方も怒ってね
僕のダメなところを指摘してくるんですよ。
『お前もこれできてないじゃないか!?』
って。正直めちゃくちゃ怖かったですよ
普段はラテンな感じで笑って元気な人なので
余計にびっくりしました」
ーーそれで?
「話しましたよ。じっくり。
そして二人の合意点をみつけたんですよ」
ーーほぅ、どのような?
「結構、根掘り葉掘り聞くんですね」
(笑いながら2本目のココアシガレットを出す)
ーーすいません。つい。。。
「いえ、いいんですよ。
ただ、ちょっと言いにくいことなんですが。。。」
(ふぅ。。っとココアシガレットを口に含む
というより舐める。)
「要は、僕が口ばっかだって言うんですよ。
つまり、授業の改善点ばっかり言うけど
それをどのように授業という枠組みの中で
表現していくのか、そこがわからないのに、
改善点だけ指摘されても変われるはずがないって
グサっときましたね。その通りなんですもん。
僕は口頭で改善点だけ指摘して
『あとはやってみろ』でしたもん。
具体性がなかったんですよ。
ほら、よくいうじゃないですか、
人を変えたいなら言って聞かせて、やって見せて。。。
ってやつ」
ーー山本五十六・・・ですね?
「あぁ、そう。それそれ。
やっぱりその通りだなって思ったんです。
だからそこから1ヶ月、僕が全授業(算数)
を担当することにしたんです。
どのように1単元を組んで、授業をどう繋げていくか
1つの授業がどのような展開を見せるか、
それを全部見てもらうようにしたんです。
そしてなにか掴んでもらおうかなって」
ーーそれはいつ頃の話ですか?
「だいたい5月の後半〜6月くらいだったかなぁ。。」
ーーーーーーーーーー
6月というと、
ひまじんが「ひまじん」となる
つい半年前のことである。
不思議なことに
このような熱い想いを持った
青年が半年後に
なぜ
「ひまじん」になったのであろうか。
この半年に彼になにが起きたのだろうか
そして彼の相方は今・・・
謎が深まるばかりである。
次回!
明かされる
「彼が『ひまじん』になったワケ!!
乞うご期待!
。。。。
え、うざい?
パート3くらいまで続けようかと
思ってるんだけど
どう・・?笑
「ひまじんが本気でコーヒーをつくってみたらどうなるか」 脱穀編 その2。
こんにちは。
お久しぶりです。
えぇ。コーヒーの時間がやってまいりました。
忘れている方もいるかもしれませんので
一応事の発端を。。。
そして前回のやつ
はいという事でですね。
やってきましたよ。
いよいよギャルの脱穀です。
こいつね。
もうだいぶ真っ黒でカッラカラ。
いい感じで日焼けしたギャル。
むふふ。
いやぁ、でもあんなに水々しかった実を
日干しするだけでこんな感じになるとは。。。
ちょっといっこ剥いてみましょうかね。
こいつを
エイ!!
と真っ二つ。
中はこんな感じ。
だいたいキレーに半分に分かれる。
ふむ。しっかりタネも二つ。
こいつがコーヒー豆になるのかぁ。。
ふむふむ。
じゃあ
タネをみてみましょうかね。
はいこんにちはー。
いやぁ、ほんと綺麗に収納されているなぁ。。。
よし、
えーっと。。
脱穀。か。。。。
手で。えぇ。
。。。
結構時間かかるんだよなぁ。。しんどいし、、
正直もう前回やったじゃん。。。
・・・
やるけどね。
えぇ。やりますとも、、、
あーーでも本当にやりたくないーー!!
何故ならば!!
試しに一個向いた時感じたのです。
え、なにこれぇ。。。
めっちゃ硬いやん。。。
いや、本当に尋常じゃないくらい。
歯とか使ったりしないと
指だけじゃあかないよほんと。
これ、やるのかぁ。。。
・・・・全部。。
まぁ、やりますけどね。。。
えぇ、やりますけどね!!
やらしてください飲むまでは!!
おっしゃーーー!!!
すたーっと!!!
。。。
あ、でもね。
うん。
はい。一応ね、
現在時刻。ね。
剥き剥きムキムキムキムキ
カジカジカジカジ。
ぐいぐいぐいぐい。
・・・
・・・・
・・・・・
しんどっ!!
なにこの作業!しんどっ!!
指が痛い。
爪が痛い。
なんか深爪したみたいな感じになってきた・・・
まぁ、そんなことはいいけどね。
えぇ。だれもわかってくれない
助けてくれない
僕は一人なの。えぇ。そうなんです。
いいもん。いいもん。
あとでケンタッキーのシェア用パック。
一人で食べちゃうもん。
え、ちゃんと手でやったのかって?
これをみよ。
この落ちている殻が全てを物語るでしょう!!
にしても
なんだこの画。
じっみ。。。。
でもしっかりエプロンつけてます。
えぇ。ゴリラの。
イメージはあれです
宮崎駿が基本的にいつも
エプロンつけてるから
それです。
ついでに
遠くからのアングルいきましょう。
どうですか?
身の回りになにかありますか?
誰かいますか?
いないでしょう!!
でもちゃんとやったんだよ!!
えぇ。地味にコツコツコツコツ。
え?
写真はどうやって撮ったかって?
言わせんなよそんなコトッ!!
野暮ってやつだぞ。
でもそう。
ほんとうにやったんです。
えぇ。
一時間半かけてナッ!!!
きつかったーー
なにこれ。
マジで拷問。
しかもさ、前回は初回だったから
まぁ、ネタになるかな。とか前向きに考えれたけど、
2回目ってただただ作業だぞ
最初から!!
おそらく、
湯ばぁーばが
ちひろに対して
死ぬまできつーいつらーい仕事を
やらせてやろうか?
と言っていたその仕事とは
おそらく脱穀です。
でも。。。。
でも
できたーーー!!
これが完成品!!
みよ!!
いやぁ!!みて!!
なんか結構いい感じじゃない?
粒の大きさとか
色合いとか
まちまちだけどそれはもういいじゃん。
だって
究極のオーガニック、ハンドメイドですもの!!
うーん!!満足!!!
・・・・
あれ・・・
でもなんだろう。
心から喜べない。。
なんでだろうか。。
なぜか心に残る
不毛感。。。
なぜだ。
以下
終わった直後のキクチの心理描写。
・・・
この90分間、不毛すぎた。
いや、あまりにも不毛すぎた!!
90分!!??
長いわ!!笑わせんなっ!
しかもフルで剥き続けて90分!
大学の講義一回ぶんだぞ!
豆を90分向き続けるなら
大学の講義に参加して
友達とこそこそ話でわっはっは
って笑って
誰かに
あ、出席カード出しといて。
って言ってた方がどれだけ生産性があったか!!
いやわからんけど!!
と言いたくなるくらい
病みました。
その全ての原因はですね、
もちろん、
硬い、痛い、飽きた。
たくさんありますけど
最たるものがこれ。
さっきの完成版、
引き気味で見てみましょう。
。。
。。。
。。。
こちら。
・・・
なんか。。。少なくねっ!?
これ!?
90分のきつーい仕事の
成果これ!?
やってもやっても
増えない豆。
。。
いや、当たり前なんだけど。。
だって殻を剥く、ということは
確かに体積は小さくなるわけだから。
でもね。
それがね、心にくるのよ。
ボディーブローのように
ずっしりと。。。。
剥いても剥いても
あれ・・?
なんか全然増えてない。。
というか最初より減ってる気がする。。
この疑心暗鬼がまぁ、きつかった。。。
あとね。
これ。
時々出る
不良豆。
苦労して剥いたのに
こいつが出て来たときはもう、、
なんやねん。
と思います。マジで
40分くらい経過してから特に。
でもこれならまだいいんです。
問題はこういうの。
いや、誰?
めっちゃスーパーボールみたいな色してるやん。
これ絶対飲んだらダメだよね?
ねぇ。きみ誰?
てかなんでそんな
つるんつるんなの?
ねぇ。いや。本当に。なに?
と、謎の物体が出て来たりと
まぁ、本当に
きつかったのでした。。
でも!!
ついに全てが終わった!!
あとは焙煎するだけ!!
そんで飲むだけ!!
ここまできたーー
うれしーー!
というポジティブ感より
早く終わらしてー!!
という感情の方が
すでに
143ー0
2回コールド
くらいの圧倒的な差で
上回ってます。
明日は焙煎!!
そして飲む!!
この全力コーヒーシリーズも
残すところ
あと2回!!
最後までお付き合い
よろしくです!!
パナマにて、世界一高級!?なゲイシャコーヒー淹れてみたよ。
こんにちは
えぇ。こんにちは。
おはようからおやすみまで
ひまじんキクチです。
https://twitter.com/kikuchissd
さて、
僕は今、コーヒーを作ったり
チョコレートを作ったりとまぁ、
いろんなことをしているんですが、
というかキクチってコーヒー好きなの?
と気になる方は多分いないでしょう。
にも関わらずあえて宣言させていただきましょう。
えぇ。好きです。
そんな僕は
今回はゲイシャコーヒーを淹れてみたよ。
え?ゲイシャってなに?
味はどんなの?
気になる方
ぜひ本編へGO!!
はじまりはじまり。
_________________
時は遡り先週末、
私の手元に怪しげな封筒が。
え?ピンボケしてるって?
ちゃうねん。あなた様の眼球がおかしいねん。
心の目で見て。
中身は・・・・・
これ!!
そうですそうです!
ついに手に入れました
ゲイシャコーヒー!!!
え、ゲイシャコーヒーってなに?
ふふん。
そうかいそうかい。
知らないのかい。
教えてやろう!
ということで
教えてぐーぐるせんせい。
要約
・世界一高級コーヒー
・とっても貴重
・日本のゲイシャとは関係ない
・あーだこーだ。
とまぁ、
ざっと3秒でこんくらいは出てきます。
ネットからコピペするのは好きじゃないので
自分でぐぐってくだせぇ。
でもね、僕は思うのです。
ネットでこれはこう、あれはそう。
とかとってもどうでもいいじゃん。
だって目の前にコーヒーあるんだよん!!
ゲイシャがあるんだよん!!
こんな皮肉めいた話があります。
日本人は
博物館や美術館に行くときに
実物を見に行くのではなく、
パンフレットや事前に仕入れた知識と
本物を比べにいくのである。
そして
本当に事前の情報通りだ!
と目の前の本物
と
知っている偽物を
比べてしまう
習性がある。
ふむふむ。
納得。
だからもうこの際
全て置いといてこの目の前の
コーヒーを味わおうじゃないか!!
あ、これだけは。
ちなみにこのゲイシャ、
勿論のことだけれど
コンテストに出るような
最高級品ではないです。
一般人が気軽に購入できるレベルの
クオリティです。はい。
といっても
150gで
20ドルしましたけれど。
えぇ。高いです。
パナマのそこらへんのコーヒーに
比べると
8倍〜10倍くらいです。
たぶん。
ということで開封。
はいこんにちは
キクチです。
粒はこんな感じ。
勿論豆のままですよ。
奥がゲイシャ
手前が普段飲んでいるコーヒー
わぁ!!ほんとだ!!
ネットで言われている通り、
ゲイシャって大きいんだねっ!!
(・・・ん?なにか?)
ちょっと食べてみよーー
あ、コーヒー豆って食べれますよ。
ということで
食べてみましょう
うひょう!
高級コーヒーだぜ!!
一粒もぐもぐ。
・・・
お、お、おおっ!!?
んーーー。
よくわからん。
うん。わからん。
というかね。
なんかこう全体的に薄い・・?
いや、薄いというか
普段飲んでるコーヒー豆の味と比べると
コーヒー感がない。
普段のやつを食べると苦味、もしくは酸味が
じっとり来るんだけど
ゲイシャはなんかすごくあっさりしてる。
ゴクンと飲んだらもうなくなってるような。
ほほう。なるほどね。
こんな感じか。
ま!早速淹れて行きましょ!!
今回使うのは
カリタのコーヒーミルです。
あのね。あのね。
パナマでコーヒーミル手に入れるのって
本当に難しいんだから。
売ってない。まず基本的に。
だからこれは日本から持って来た人に
譲ってもらったのである。
てかね!
ドリップする時のペーパーってさ
安いのだと100〜200円くらいで売ってるじゃん。
日本って。
こっちってね、
その日本で売ってるやつがそのまま売ってるのよ。
(パッケージが日本語)
でもなんと!
お値段13ドルするから!!
全然入ってないのに!!
13倍よ!?
悪魔。
ボッタっ!!
とまぁ、愚痴はいいとして。
挽きましょうか。
粗さは中細挽きくらい。
個人的にこれくらいが一番無難に美味しい。
こいつを
ゴリゴリゴリゴリラゴリゴリ
・・・・・
・・・
はいこんにちは。
んでこやつを
(めちゃくちゃぼったくりな)ペーパーに
セットして、、と。
はい準備満タン!!
えぇ、
浮いていますよね、
サーバー。
ミルを売っていない国に、
ちゃんとしたサーバーなどまずない。
なので、コーヒーメーカーの
サーバーに無理やりセットしております。
日本にいたときは
ケメックス使ってたんだよーー!!
あ、ちなみに
真ん中にくぼみを作ってるのは
コピルアックのおまじない。
欠かさずやりましょう。
女の子にドヤ顔できます。
さ、ここからが
一番の醍醐味である
抽出パート!!
(要はお湯を注ぐ)
コポコポコポ
っと。
えぇと
繰り返し言いますが、
この国におしゃれなポットなどまずありません。
この先がちょっと細くなってる
ヤカンを見つけるのだって
苦労したんだもん!!
あ、
この抽出部分ってさ、
コーヒーを淹れる時の
メインパート
と言ってもいいくらい
大事な部分だと僕は思います。
何を大事にしてるか、
とか
気をつけるポイント
とか
たくさんあります。
それだけで一本記事書けちゃうので
今日は御割愛させてくだせー。
てか香りめっちゃいい。
よくあるコーヒーの
にがーい
ふかーい
匂いがガツンとくるよりも
なんか少し離れた喫茶店から
漂って来る
「あ、なんかいい匂い」
って感じ
優しくソフトな匂いです。
はい。僕の鼻の穴がおかしくなければ。
はい完成!!!
ででーーん!!
これが
世界で一番高級だとかなんだとか
言われてる
ゲイシャコーヒーじゃ!!
色は普通のコーヒーと
遜色ないね。うん。
ま、ま、ま。
今はどうでもいいじゃない
色がどうかとか
カップがどうだとか
僕の血液型とか。
そんなのは
絵を見て
額縁を語るようなものでさ。
大事なのは味!!
ということで
いただきまっす!!
ごくごくごくごくごく。
たっはーーーーー!!!!!
わっしょーーーい!!!!
いや、マジで。
マジでこんな声でるよ。
(てかこれマジでいい写真撮れた。
ありがとう撮ってくれた人。)
何これ!?
え、え、マジ?
え、
ちょっとまって
ちょっとまって
おまえさん。
コーヒー?
え、これ
コーヒー?
まず
一言目に出るのは
(もうすでに出てますが、)
「これ、コーヒーじゃない」
なんというか、すげー酸味。
でもコーヒーの酸味というか
柑橘系の酸味。
なんかフルーツを食べた時のような
酸味。
苦味はほとんどない。
口に含んだ時も
すごく爽やかな感じの匂いがするわけです。
もうびっくり
たっはーー!!
ってなるわそりゃ。
コーヒーだと思って飲むと
マジでビビる。
よく言われているけれど、
コーヒーよりも
紅茶。
これに近い
しかもレモンティー。
冗談抜きで
最後の一口は
くーーーっ!!
ってなるほどすっぱい。
酸味とかじゃなくて
酸っぱい。
いや、もう。びっくりします。
でもね。これだけは言いたい。
これは果たして美味しいのか。というところ。
コーヒーの苦味が好きで
じっくり味わいたい人からすると
どうだろう。。という感じ。
逆に酸味が好き、という人には
美味しいと思うかもしれない。
そして紅茶好きなら
もっと好きかもしれない。
え?ぼく?
僕は
コーヒーは深みとコクが全てだと思っております。
でも美味しかったけどね!!
というわけで
ゲイシャを飲んでみました。